2019.4.11
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歴史から読み解く、これからの国産豚
今や日本人の食生活に欠かせない豚肉。日本で食べられてきた豚肉と養豚の歴史を振り返り、今求められている国産豚について考えていきます。
<日本における豚肉の歴史>
日本で肉を食べ始めた歴史は大変古く、旧石器時代には非常に寒い時期が続いたため木の実も満足にとれず、肉を焼いて食べていたという実証がされています。
その後西暦600年代に書かれた「日本書紀」の中に大陸から渡来した人の家で豚を飼っているという記述があり、渡来人によって広められたと考えられています。
しかし、仏教が伝来し日本国内に広まっていくと衰退していき平安、鎌倉、室町時代にも文献にほとんど登場せず、食べられ始めたのは江戸時代になってからのことです。
明治時代になると大久保利通が畜産の振興を進め、明治5年には西欧の豚の飼育法を取り入れた養豚が始まりチェスターホワイト、サフォーク、バークシャーなどの品種が当時導入されました。
戦後になると、食生活が洋食化していき、さらに栄養価の高い資料が仕入れられるようになり養豚も豚肉の食事も急速に普及していきました。
<これからの日本の豚>
その後、豚の大型化や量産化が進められてきましたが、豚肉の輸入自由化などで外国産の安い豚肉が入ってくると国産豚肉に対して高い質が求められるようになってきています。
霧島おいも豚の里では、飼育頭数は少ないですがその分一頭ずつ手塩にかけて、国産100%のさつまいも飼料で豚を育てることにこだわっています。
霧島の大自然の中、健康でストレスの少ない環境で良質なブランド豚を育てることで、日本の豚の良さを広めてまいります。