2019.5.27
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豚肉の脂は身体も嬉しい!
豚肉は脂身がおいしいとも言われますが、体に悪そうだなと思う人も多いのではないでしょうか?
豚肉で一番脂質が多いのは「バラ肉」で100gの脂肪酸は31.82gです。
その内訳は、
・飽和脂肪酸が12.95g
・不飽和脂肪酸が18.87g
という割合になっています。
飽和脂肪酸はさらに細かく分けると豚の脂は長鎖脂肪酸といい、体内で固まりやすい特徴を持ち、摂り過ぎると血液中の中性脂肪やコレステロールを増やして血液をドロドロにしてしまう傾向にあります。
ですが、必ずしも飽和脂肪酸の全てが悪いわけではありません。
豚脂に含まれる飽和脂肪酸のうち、約15%を占めるステアリン酸は、善玉コレステロールを増やして血管の内側にこびりついたコレステロールを取り除いてくれる働きがあり、動脈硬化を予防する効果や肌を保湿する効果もあります。
そしてもう一方の不飽和脂肪酸は豚の脂肪酸のうち60%を占めていて、その約80%がオレイン酸です。
オレイン酸には
- 血液をサラサラにする
- 悪玉(LDL)コレステロールを減少させる
- 動脈硬化・心筋梗塞を予防する
- 便秘解消
などの効果があり、飽和脂肪酸とは全く逆の働きをします。
その他にも
- 血中コレステロール値を下げるリノール酸
- オメガ3脂肪酸の一種のαリノレン酸
- 乳幼児の脳の発達に不可欠で、成人の記憶力や認知症が改善される効果のあるアラキドン酸
なども含まれています。
このように豚肉の脂の約60%は不飽和脂肪酸で、飽和脂肪酸の中にもステアリン酸のように体に良い影響を与える脂肪酸もあります。
そのため豚の脂は体に悪いとは言えず、むしろ健康に良い脂なのです。
安納芋を食べて育った安納黒豚は脂身に甘みのある、脂のおいしい霧島おいも豚です。